9〜サイボーグ戦士外伝(1)

 死の商人『ブラックゴースト』という組織が何故生まれたのかをアニメーションで描く第一章が終わり、風の音の中、戦場の村から攫われた過去を語る「9」の声…

 電子機器が並ぶ粗末な小屋で「9」の帰りを待つ母親、「もう帰らない」と諭す父親、彼らはゲリラ組織の一員で『加速型サイボーグ』のメンテナンス任務に従事している…が、どうやら9は何かしでかしたらしい…

 「いざという時はこの手で…それがただ一つしてやれることだ」


 帰って来ないと思っていた9は、「家」に帰って来た…戦闘服を脱がせてメンテナンス・ポッドに横たえる。加速型サイボーグは脳神経系の消耗を抑えるために非戦闘時はスローダウンしている…9は限界を超える長時間、加速状態で戦ったらしい…

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