DEMON OF LOVE [1]
 persona blanca「恋の鬼」はしだいに闇も濃さを増す頃、静かに始まった。謎の急死を遂げた夫に代わって天皇となった息子。皇太后藤原明子は1人寂しく染殿に暮らしていたが、気塞ぎの神に取り憑かれてしまう。

 明子に仕える当麻の鴨継は真済聖人を金剛山の聖地から招いて祈祷を頼む。聖人は女官に憑いていた狐を落とし、明子の憑き神も落とす。が、二人きりになった瞬間に明子は夫(先帝)の幻を見て御簾を出る。

 聖人は明子の魅力に修行も忘れ飛び掛かる…妖しく踊る先帝の幻…御簾の中を侍女が覗く…

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