第9章 6.9-1 さよなら旅行村
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5:26に起床。デジカメをウェスト・ポーチに入れ、ビデオを手にいそいそと磯に。潮だまりの生物を観に行く。5〜6種類の魚と蟹・・・ウニ、イソギンチャク・・・、ボウフラにオタマジャクシ!?・・これは雨水だまりであった。磯の岩から岩へ飛びまわっていたら、太陽が山から昇った。これもビデオにおさめる。本当に天候には恵まれている。満潮になるのが8時半くらいと監視員のおじさんは言ってたっけ。磯をぐるぐると回っていたら、たちまち8時になる。 |
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サンゴの屍を拾う。磨かれるほど白くなるのだろうか?ひとつひとつ凄く個性がある。種類の違いと、どれくらい磨かれたかの差だろうか?だいぶ拾った。 |
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テントに帰ってバナナを食べ、大川の名水を飲む。ぼちぼちキャンプを引き上げなくてはならないと思っているところへ雨が降りかかってきた。よし、テントを畳もう!慌しく片付けているうちにペンがどこかへ行ってしまった。ペンだけではない、テントを畳み荷物を片付けてみると雨具がない!今回揃えた装備の目玉、ゴアテックスのレインダンサーぐわっ・・・・・・・・。しっかり縛っておかなかったからか?大川の滝か、旅行村の中か、頭の中がぐるぐる回る。が、無いものは無い。とりあえず雨を傘で防ぎつつ荷造り完了。少し探してみる。無い・・・。 幸い雨は差ほど強くない。ごみを最初にもらった分別用ごみ袋に入れて管理棟へ。電池は受け付けに渡して捨ててもらう。雨具がもし出てきたら・・・とも頼んでおいた。炊事棟で薄い金色の眼をした野良猫とキャラメルコーンを分け合って食べる。(目を見つめ、ニャーと鳴いてから口元をペロリと嘗めてねだってきたのだ)ピーナッツは私の分だよ。袋を分別ごみ置き場に捨てて、手を振ってみせても、『もっとくれ』と鳴いている。よっぽどお腹がすいているのか・・・危うし旅行村! 受付でマングローブ自生地の場所を聞く。地図を指して教えてもらった。「メヒルギ」と書いてある。しとしとと降る雨の中、旅行村に別れを告げて歩き出した。 |
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