第5章 6.8-1 猿川のガジュマルへ
ゆうべ遅くまで起きていたのでちょっと疲れ気味で起床する。布団の中でうじうじしてたら7:00になる。
気合を入れて、トイレに行く。そういえば昨日の昼から便通が無かった。山歩きの緊張のせいか?
御守りへちまの画像
7:30になったので朝食の席へ。今日は女性と二人。どこか懐かしいような顔だなぁ・・・・と、ちらちら見て
いたら、
「昨日、白谷雲水峡にいらっしゃいませんでした?」
「はい・・」
「私、タクシーで行った時に見かけたんです・・」
・・成る程、見覚えがあるはずだ。入り口で、帰りのバスを待っていた時に
見かけた方だ。歩いたルートとか、色々お話した。
「撮った画像をHPとかに載せられたりします?」
「はい、載せるつもりです。」
という事でURLを教える。メール・アドレスもお聞きして、載せたら教えてあげる事にした。彼女はカヤックに
乗せてもらうツアーに行く予定だ。気をつけて・・と部屋に分かれる。夕食も食っておけば良かったと、ちょっと
だけ思う。
猿川のガジュマルに行くというと、宿のおばあ様が志戸子のガジュマル公園を勧める。こんな良い天気
だから絶対に行っておきなさいと言う。う〜ん。確かにそうなんだろうけど・・・密林主義者協会としては、より
ジャングルらしいところに行って見たい訳で・・・
「雨季に晴れることなんかめったに無いんだから。」
はい。本当に恵まれてると思います。部屋も8畳をまるまる使わせてもらってるし。
9:50頃宿を出る。おばあ様が¥5200のところを飲み物代にと¥5000に負けてくださった。オーシャンビュー
キャンプ場のことなど教えてくれる。鍵付のテントが借りられるらしい。ありがとうございましたと別れを告げて
郵便局でお金を下ろし、10:27宮之浦からバスに乗る。
バスの運転手さん(今回は年配の男性)は丁寧だ。観光地だからだろうか?眼の悪い乗客に「どちらまでですか?」
と聞くのは当然としても、両替や料金の支払いに手間どる客にも、やさしく説明している。決して急がせない。
良い事だなと思う。『中橋』のバス停までちょうど1000円だった。
7〜80m戻ると左にサル川ガジュマルの看板があった。そこからアスファルトの道を200mくらい入っただろうか?
右側に小さな広場、その奥にぽっかり口を空けた暗い小道、その横に小さな看板。道路脇にいかにも「密林入り口」
といった感じのものがあるのは、なんだか可笑しい。入って行くとまずジャングルっぽいがガジュマルはあまりない
ところがある。抜けると上が開けてしばらく行くと、ガジュマルの幹がうねるジャングル然とした世界が広がる。
順路があるのか、ないのか・・・無いみたい。どこへ行けば良いのかよく判らない。ううむ。ただずんずん進むと
本当に密林の迷子になってしまいそうだ・・・。近場だけ撮影する事を決断。時間もあまりないので。
行けそうなとこまで行って引き返し1時間ばかり、うろうろとビデオを撮る。結構ジャングルをさまよう映像に
使えそうだ。
入り口の所でブーゲンビリアを見つける。ここでは1年を通して咲くらしい。空へのアングルで押さえておく。
バス停への帰り道も、道から入れそうなところに分け入っては撮って出て来る。熱帯雨林ぽい景色も好き
なので。快調快調。雨がぽつぽつ来たのでザックにビニールをかけてカサを外しておく。バス停に帰る。